OH!じいちゃん<ケイトウ>
頭の中にみんな現実世界とは違う空想ワールドも持っているよね。
ここでは花屋香彩.の奥の奥にある花ランドでのお話です。
秋の気配もしてきました今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今日の語りは私、りんごちゃんです。
私と言えば、家の前に拾った石で謎の文字を作りまして
歩く人を、え!何怖いんだけど!とビビらせていますよー
さて敬老の日も近づいてきましたね!
今年は9月18日ですよ!香彩.でもご注文を受付中ー
花ランドにも珍しいお客さんが来ています
緑の原付バイク!爆音を響かせ蛇行運転!
(花ポリスに気をつけろー)
そのすぐ後ろに謎の影
メガホンで叫ぶ「みんな元気かー変わりはないかー、誰か肩を揉んでくれんかー」
原付バイクで登場したのはじいちゃんマン
そのすぐ後ろをばあさんマンが恐ろしいスピードでスケボーで追ってくる
町の広場でバイクを降りて小休憩
「ここらで休憩じゃ!マントの中にたしかカリントウが・・・」
「なぬ?ない!ないーーーー、誰じゃ~、誰なんじゃ~わしのカリントウー」
じいちゃんマンはいつもカリントウを家に置いてくる忘れん坊さん。
「であえー、であえーわしと勝負じゃ~」
その時!コンコン。爺ちゃんの固くなった肩を叩く音
「誰じゃ~、わしの肩を~、気持ち良いの~」
振り向くとそこには、ばあちゃんマン!
驚き、腰を落とすじいちゃんマンの身体を抱え、口元にそっとカリントウ!
その瞬間!七色に光るじいちゃん!
変身!そしてばあさんもすかさず口元にカリントウ!変身!
ふたりはそう!伝説のヒーロー
ふたり戦隊、ろまん酢!
体育座りで決めポーズ!
気がつくと広場には赤やオレンジのケイトウの花ばなが・・・
「お爺ちゃん、お婆ちゃん!敬老の日おめでとうー」
ペコリとペコルから秋色のケイトウの花束
「あれ!わし?ばあさん?カリントウ?敵は?」
優しく首を横にふる ばあちゃんマン
今日は一段とオシャレに髪をピンクに染めている
その後何度もカリントウを食べては二人は光り、変身を繰り返し
仲良く秋の夕日の中へ消えていった。。。
敵なんていなかった、そう初めからいない。
ただ町のみんなは何度も現れる謎の光りに驚き、
奇妙な一日が終わった。
ケイトウの花言葉は「オシャレ・奇妙」
秋の夕焼けは私の顔より赤く、ペコリとペコルはいつからいたのか?
じいちゃんは何をしにきたのか?謎だけを残した一日だった。
ただ私はまた石で文字を作るだろう
何って?もちろん愛さ!
キャスト じいちゃんマン(種彦) ばあちゃんマン(さくら)
ペコリ ペコル 語り りんごちゃん
次回また不定期で会いましょう!