初夏の夜に＜マリーゴールド＞
頭の中にみんな現実世界とは違う空想ワールドも持っているよね。
ここでは花屋香彩.の奥の奥にある花ランドでのお話です。
久しく更新出来ずにすみましぇん！
その間に香彩.もランドも風景が変わっていたのです・・・・
燃えるような暑さの初夏、いったい誰の仕業か？
俺はそいつの正体を探しに潜入調査中
場末のバーでラムネ入りの炭酸水にレモン丸ごと入れそうになった今日
俺はひたすら目の前を行進するアリ達にアリガトウとつぶやく・・・
ありふれた何処の街にもあるような小さな路地裏で今日は叫ぼうと思っているぜ
俺が見つけた看板のネオンサインはスナック＆バー「ぐっとモーニング！」
朝まで俺を帰す気がなさそうだ。
花ライダーとしての俺、そしてもう一つの顔は普通の父親だ。
カウンターに座った俺の横でサイコロを振り続ける彼女は俺にこう言った
「私と勝負よ！」
みどりー
どうやら俺を見て只者ではないと気がついたらしい
そうだ！俺は街を守る花ライダー。
一度は勝負してみたい相手なんだろうよ
だけどお嬢さんよ。俺に勝負とは良い度胸だ！かかってこ・・
賽は投げられた・・・出た目はぞろ目の５・５！
怖くなった俺はレモンを握りしめ彼女のグラスへ流しこんだ。
白目をむき、俺は叫んで「アチャーオーーー！」
サイコロを投げた！しかも壁へ！ダーーーーン！
壁が崩れ、隙間から月の明かりが差し込む店内
月明りに照らされて外の花壇のマリーゴールドが輝く。
俺がせっせと植え込んだ花苗達だ。
そうだ！こんな所で飲んでいる場合じゃない！
身体を大切に早寝早起き！運動だ！
黄色のマリーゴールドの花言葉は「健康」
この時期に人気の花壇苗で黄色の他にオレンジの複色などもある。
家に帰ろう！子供達が待っている！危うくグッドモーニングの
お店の罠にハマる所だった。
店内はちょうどパニック状態、俺は彼女とお店のマスターによる
お叱りを２時間正座で耐えしのぎ、暑さの原因はここには無し！の印を
ノートにつけた・・・・
キャスト 花ライダー・みどりー
